2011年9月2日

第2回放射線測定

計測日時 8月31日(水) 午前10時~午後1時
気温29℃ 南南東の風9m

 

解説と結果

 

解説

子どもたちの安全のために、周囲からホットスポットをなくそう

 

セシウム137の半減期は30年以上
7月26日に続く2回目の計測となります。前回の計測から1カ月以上経ちますが、御覧のように、計測値に変化は見られません。減ってはいないのです。計測されている放射性物質は、セシウム134と137です。半減期の長いセシウムと、私たちは、これから永く付き合っていかねばなりません。
ホットスポットを見つけよう
今、私たちが一番に考えねばならないことは、子どもたちの安全を長期的に確保する方策です。最も避けねばならないのは、放射性物質が体内に入る内部被曝です。そこで、どんな狭い範囲であっても、放射性物質の濃度が高いホットスポットを放置してはなりません。子どもたちの周りに、こうした場所は絶対あってはならないのです。
雨どいの下はホットスポット
放射性物質の集まりやすい場所としては、雨どいの下が最近注目されています。そこで、ある児童福祉施設で、雨水の流れを追いました。そのまま下水管に入っているのを確認して安心しました。でも、すぐ近くの老人福祉施設では状況が違いました。雨どいの下を計測すると0.28マイクロシーベルトでした。ほんの50cm離れた場所と比べて、ちょうど2.8倍の値を検出しています。
0.3マイクロシーベルト超
私たちはその後、ある児童公園に隣接するアスファルト道路の端、雨水が排水溝に落ちる箇所の手前に、何箇所か少量の土が溜まっている所を見つけ、計測しました。針は0.3マイクロシーベルトを少し超えています。かなり高い数値です。単純に1年間の被曝量に換算すると2.63ミリシーベルトとなります。しかし、それ以上に考えねばならないことは、子どもたちが日常的に遊んでいる場所に、こうしたホットスポットが放置されていることです。土に触れた指を口に入れることで、また、気象条件次第では風によっても体内に入る危険が十分に考えられます。
住宅地の中の放射性物質ホットスポット
こうした箇所はここだけでしょうか? 雨で流された土やその他諸々の物が溜まっている個所は、他にはないのでしょうか?
今、私たちにできることは?
地域の皆さんで話し合いを始めましょう。そして、自分たちでできることには、すぐに対処しましょう。今、スピードが求められています。また、市の担当者にご相談することも有効でしょう。計測には、私たちもお力になります。

 

「原発を考える会」  090-1993-2795 ike-2795@ezweb.ne.jp
ホームページ http://genpatuwokangaerukai.jimdo.com/

専用メールアドレス enpatuwokangaerukai@gmail.com  

 

結果

※前の数値が今回の測定値で、()内は前回の測定値。単位はマイクロシーベルト毎時。今回は地上1mと地上5cm(前回は10cm)で測定しました。計測機器は、初回に用いたものと同じALOKA TCS 151。

29℃ 曇り 北東の風 2m

 

測定値の読み方──測定位置(地上高)高さ    計測器TCS-151の値

※測定値の単位 μSv/h(マイクロシーベルト毎時)

 

玉川学園駅南口(階段 角)

地上1m       0.080.08

地上10cm    0.090.08

 

玉川学園駅北口(向かい花壇レンガ上)

1m       0.120.14

10cm    0.200.15

 

玉川学園駅北口(タクシー乗り場)

1m    0.080.11

10cm    0.090.12

 

玉川大学(正門入口左横)

1m       0.090.10

10cm    0.110.11

 

玉川学園1丁目信号(レストラン前角)

1m       0.090.10

10cm    0.100.11

 

玉川中央幼稚園

1m       0.080.08

10cm    0.090.09

 

さくらんぼホール(前歩道)

1m       0.090.10

10cm    0.120.12

 

コロコロ児童館(看板前)

1m       0.100.10

10cm    0.110.12

 

なかよし公園(電話ボックス横)

1m       0.100.10

10cm    0.110.09

 

第五小学校(正門入口)

1m       0.090.09

10cm    0.110.10

 

7丁目公園すべり台(すべり台下)

1m       0.090.08

10cm    0.100.10

 

コスモス会館前(入口中央)

1m       0.100.10

10cm    0.110.12

 

化石谷公園 (広場中央)

1m       0.120.08

10cm    0.140.09

 

ユニヴェルシオール(中央入口 横)

1m       0.120.13

10cm    0.140.14

 

たぬき山公園(入口門扉 外)

1m       0.090.08

10cm    0.060.09

 

さくら保育園(砂場)※今回初計測

1m       0.10

10cm    0.12

 

 

★平均値

1m       0.100.10

10cm    0.110.11

 

 

 

What's new?

会報「四葉のクローバーのたより」13号が発行されました(2016年4月1日)

 

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過去のイベント情報

☆ 講演会

「原発事故を考える町田市民の会」主催(共催:放射NO!拡散防止ネットワーク)詳細

 

☆ 講演会

テーマ「本当に安全? 町田・多摩地域での被災地がれきの焼却」

池田こみち氏 × 奈須りえ氏

2012年7月7日(土)13:45~16:45(開場 13:15)
場所 わくわくプラザ町田 (042-723-2180) 3階講習室 町田市森野1-1-15

参加費 500円(定員150名 ※席の空数に応じて当日券を発行します)

 

☆ 講演会

2012年6月24日(日)13:30~

玉川学園文化センター

 第2・第3会議室

テーマ 現在ある原発の危険性

講師  井野博満氏

 

☆ 映画上映会

町田市民測定室準備会主催

映画『内部被ばくを生き抜く』

上映と鎌仲ひとみ監督のトーク

2012年6月16日(土)

9:30~12:00

玉川学園文化センターホール

入場料1000円 /チケットは自然食品店明日葉で。

 

☆ 講演会

町田市民測定室準備会主催

馬場利子さん講演会  詳細

「健やかな命を未来に」  食と健康・環境汚染・放射能のお話

2012年6月5日(火) 

10:00~12:00 講演会

12:30 ~  ランチ&交流会

「福島支援」へのご協力に感謝します 詳細

☆ 集会

第2回 福島支援集会

4月15日 13:30 ~ 16:30

玉川学園文化センター  ホール

詩の朗読  

早野ゆかりさんほか

  和合亮一作品集より

講演   佐藤幸子さん 

  福島に診療所を! 詳細

☆ バスツアー

3.11福島バスツアー」を企画しました! 詳細

集会のお知らせ 詳細

2012年1月22日(日)

 13:30~16:00

玉川学園文化センター

  2階 第一会議室 

藤原寿和さんのお話し      

         

☆ 集会

2011年12月18日(日)に集会を開きます。テーマ「市民測定室を作りたい!」 詳細

 

町田市議会ほか

2012年2月28日本会議において「町田市における放射能対策の強化を求める請願」が採択されました。  詳細

 「町田市における放射能対策の強化を求める請願」は、13日の健康福祉常任委員会で全会一致で採択され、本会議へ送られました。 あわせて、議員全員一致で以下の付帯条件が付きました。 「保健所及び消費生活センター等の関連部署で食品放射能測定を強化されたい」 詳細

当会は、これまで町田市で「放射能から幼い命を守る」ために活動してきたさまざまなグループと共に「町田市における放射能対策の強化を求める請願」を提出しました。 詳細

 

食品放射能測定所

開設準備会のホームページが立ち上がりました。

http://machidasokuteishitsu.blog.fc2.com/ 

 

放射線測定

土壌の核種分析結果

2012年1月16日

ストロンチウム 詳細

2011年12月28日

セシウム   詳細      

空間放射線量

2012年1月15日(日)

定期放射線測定結果 

 詳細

2011年10月4日

第3回放射線測定の結果と解説を掲載しました。

ニュース 結果と解説

2012年1月5日

東玉川学園バス停前排水溝内の土壌は除染?撤去? されました。詳細

 

情報発信

2011年12月5日

『「原発を考える会」ニュース』No.5をアップしました。

外部リンク

2014年3月17日

「外部リンク」の「『さらば、放射能!』ニュース」の最新号をアップしました。